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西武・森友哉 獅子の正捕手、打撃好調の理由は?/スタートダッシュに成功

 

今年は強い自覚を持ってシーズンに臨んでいる森


 昨年136試合出場し、うち74試合で先発マスクをかぶり、いよいよ今季は正捕手として本腰を据えることが期待されている森友哉。昨年の優勝メンバーから炭谷銀仁朗浅村栄斗菊池雄星が移籍したが、「3人が抜けたから弱くなったと言われるのは悔しい。正捕手として引っ張っていきたい」と自覚も強い。

 森の最大の強みはリード面だけではなく、打つほうでも投手を援護できるところだ。特に今年は開幕から打撃好調で五番に座り、4月23日現在、出場した19試合で無安打に終わったのは4試合のみ。打率.343はリーグ2位で、18打点も同3位、さらに得点圏打率は.409と、驚異的な勝負強さを誇っている。

 好調の原因に関しては「分からない」と多くを語らないが、昨季が終わってから、長期のオフはとっておらず精力的にバットを振り込み続けてきた成果が結果につながっていることは明確だ。

 開幕前は「シーズンが始まらないと、取り組みが正しかったのか分からないので不安はある」と話していたが、早々に結果が出て「スタートダッシュが大事だと思っている。まだ開幕して間もないですが、良いスタートは切れていると思う」と手応えを実感。だが、「シーズン通して良いときもあれば悪いときもある。いずれ打てない時期がくると思うので、そのためにコツコツと打つことが大事」と慢心は一切ない。

「一番は、投手をたくさん勝たせてあげること」

 攻守両面から全力で勝利に貢献し、仲間との信頼関係を積み重ねていく。

写真=BBM
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