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オリックス・福田周平 攻撃的野球のキーマン/スタートダッシュに成功

 

プロ2年目ながら、今季は主将に就任。プレーだけでなく、姿勢でもチームをけん引する


 プロ2年目のリードオフマンが上々の滑り出しを見せた。

 開幕から10試合を戦った4月9日時点でリーグトップの17安打を放ち、打率.378、出塁率.404、5盗塁と一番打者の役割をまっとう。開幕は二塁手としてスタートしたが、安達の二軍降格に伴って遊撃としての出場もある中で、主将としてもナインを引っ張り、いまやチームに欠かせない存在となっている。

 日本ハムとの開幕戦(札幌ドーム)から2戦連続で3安打とこれ以上ない結果でシーズンをスタート。4月3日のソフトバンク戦(京セラドーム)ではプロ入り初の4安打と勢いが止まらず。同じく2年目の西浦も打撃好調で、西村監督は「一、二番はいい仕事をしている」と賛辞を惜しまなかった。

 目標へと近づいている。オープン戦でも打率.296、出塁.387と一番としての適性を示していた。福田も「どの打席でも出塁することを意識している。具体的な数字は言いませんが(オープン戦よりも)高い出塁率を目指したい」とのこだわりを見せる。
 
 主将としても奮闘。明るい性格で練習中も声を出してナインを盛り上げ、チームは開幕から6戦未勝利の中で、ミーティングを開くなどして初勝利につなげた。

 4月中盤からは、やや調子を落としつつあるが、積極的に盗塁を仕掛ける姿勢も目立つリードオフマンが、指揮官の掲げる攻撃的野球のキーマンになるのは確かだ。

写真=佐藤真一
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