ジョンソンが開幕から3戦連続で勝ち星を逃した。4月2日
中日戦(ナゴヤドーム)は5回80球を投げ5安打3失点。ファーストベースカバーを忘れ、悪送球を記録するなど、らしくない内容。勝ち負けはつかなかったが「(悪送球は)最悪のミスをしてしまった」と自らを責めた。
精彩を欠く登板は続く。4月9日
ヤクルト戦(マツダ
広島)は初回に5安打を集められ3失点。2回も立ち直れず2失点。3回には村上に2号ソロを浴びた。わずか3回でKO。被安打9、失点6の内容に「スコアボードが物語っている」とうなだれた。同16日
巨人戦(鹿児島)も3回4失点でKO。2戦連続で敗戦投手となった。
何とかして抑えたかった。開幕直前に先発ローテーションが組み替えられたが、原因の一つがジョンソンの最終調整登板回避。これにより、当初は開幕カードの巨人戦に登板するはずが2カード目の中日戦に変更された。「体調は問題ない」と話し、周囲をひと安心させたが、ほかの先発陣の登板予定も変更された。結果を出すことで、周囲を納得させたいところだった。
本来はエース格。抜群の球威、鋭い変化球、絶妙の制球を誇り、他球団から最も恐れられている投手の一人。16年から2年連続で開幕投手を務め、昨年も11勝を挙げた。今年も先発ローテーションの柱として、投手陣を引っ張っていくべき存在だ。
4月21日の
DeNA戦(マツダ広島)で5回を1失点で切り抜け、ようやく今季初勝利を挙げたが、まだ本調子とは言えない。チームをさらに浮上させるには、ジョンソンの存在は不可欠。借りは倍にして返したい。
写真=BBM