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日本ハム・石川直也 絶対的クローザー不在!誰がその座を担うのか!?/守護神たちの序盤戦

 

大本命の石川直也はクローザーの座を奪えるか?


 2019年シーズンの守護神は5年目右腕の石川直也で始まった。開幕戦の3月29日のオリックス戦(札幌ドーム)で3対3の同点で迎えた9回に登板。無失点でサヨナラ勝利への道筋を付けて上々のスタートを切ったが、翌日は同点の場面で9回から登板して2失点。打線の奮起で黒星こそ免れたが、開幕前から不調だったこともあって2カード目が終わると二軍落ち。令和になった5月1日にようやく一軍に再合流となった。

 石川直不在の代役に指名されたハンコックは2セーブを挙げたが、4月7日の西武戦(東京ドーム)ではセーブシチュエーションで4失点を喫して来日初黒星。その後も不安定な内容が続いたこともあり、こちらも4月19日に二軍落ちが決まった。4月12日のロッテ戦(札幌ドーム)からは秋吉亮を守護神に。昨年のオフにヤクルトからトレード移籍したサイド右腕は開幕から安定した投球内容を続けていた。同21日のロッテ戦(ZOZOマリン)までに3セーブを挙げ、登板8試合連続無失点をマークした。だが23日の楽天戦(札幌ドーム)では同点の9回からマウンドに上がってウィーラーに痛恨の3ラン。移籍後初失点で初黒星となった。

 栗山監督は「みんなで戦っていくしかない」と守護神に関しては当面、固定しないでいくことを宣言。中継ぎ陣は宮西を中心に安定感が出てきている。あとは最後を締める守護神だけ。低迷する打線と同様にクローザーについても落としどころが見つかるまでは、まだ我慢の日々が続きそうだ。

写真=BBM
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