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日本ハム・吉田輝星 プロの舞台で紡ぐ新たな夏物語/夏男の季節

 

低迷するチームの起爆剤となるか


 ゴールデンルーキーの吉田輝星がプロで初めての夏を迎える。自らの名前を全国区に押し上げたのが、昨年夏の甲子園。灼熱の炎天下で金足農高のエースとしてチームをけん引。全国の高校野球ファンを魅了した力強い真っすぐ、準優勝へ導いた気合みなぎるピッチングはいまだ記憶に新しい。

 プロでも順調にステップを踏んでいる。ファームでの実戦経験を積んで臨んだデビュー戦は6月12日の広島戦(札幌ドーム)。初回は満塁のピンチを背負うも切り抜け、5回まで1失点と好投。8割が直球と押しまくる「らしさ全開」の投球でプロ初登板初先発初勝利を挙げた。イースタン・リーグでは5回を投げ切ったことはなかったが、大舞台でクリアする頼もしさもあった。

 交流戦最終戦となった同月23日の中日戦(ナゴヤドーム)で2度目の先発も、3回5失点でプロ初黒星を喫した。それでも首脳陣は次も一軍での先発機会を探っている。高卒1年目の投手ながら体力はすでに一軍レベル。高校時代に培った筋力、スタミナは並大抵のモノではない。疲れが出てくる夏場に差しかかっても、しっかりとボールを投げられるフィジカルとポテンシャルは持っている。

 エースの上沢が故障離脱した現在、先発陣の1人として積極的にチャンスが与えられそうな気配もある。「僕が一軍にいる投手の中で一番若いし、一番疲労も少ない」と穴を埋める気概も十分。気温の上昇とともに、背番号18の成長速度もさらに上がっていきそうだ。

写真=BBM

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