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楽天・島内宏明 新たな打順で突っ走る/夏男の季節

 

無欲でプレーする


 5月は月間打率.232と苦しんだ男が、明らかに調子を上げてきた。島内宏明である。

 楽天が11対9で勝利した6月22日のでNA戦(横浜)。大荒れとなった試合で、最初にタイムリーを放ったのは「二番・左翼」で先発した島内だった。初回無死二塁。直球を力強く振り抜くと、打球は右中間を深々と破った。先制の適時二塁打。この試合4打数2安打2打点の活躍で、勝利に貢献した。

 今季は開幕から計40試合で四番に座った。「つなぐ四番」として、打率.278とまずまずの成績は残した。だがその重圧は想像以上だったようだ。5月に入ると打率は急降下してしまう。「無意識のうちに、力が入っていた」と調子を落とした要因を振り返る。

 打棒復活の要因の一つは、無駄な力みがとれたことだと自己分析している。交流戦を終えると「今は余計な力を入れることなく、いい状態で構えに入れている」と手応えをにじませた。

 この数年、得意にしている時期がやってきた。過去2年、月間打率が初めて3割を超えたのが7月。シーズンの打率が.265だった2017年は.312。チームトップ.292の成績を残した2018年は.301。ともに、月間の出塁率は4割を超える活躍を見せた。

 自身の月間最多打点は、2016年8月と2018年7月での17打点。この数年はまさに「夏男」としてチームを引っ張ってきた。後半戦は「恐怖の二番打者」として、最初から飛ばしていく。

写真=BBM

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