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ヤクルト・村上宗隆 記録を塗り替え続ける19歳/前半戦MVP

 

勝利をもたらす一打を


 燕の将来を担う大砲が次々と、記録を打ち立てている。四番に座る高卒2年目の19歳・村上宗隆だ。前半戦終了時点で84試合に出場し、打率.228は規定打席到達者の中ではリーグワースト2位だが、20本塁打は先輩の山田哲人に続いてリーグ4位、63打点は巨人坂本勇人と並んでリーグトップだ。

 開幕直後は不振にあえいだ。10試合を終えた時点で、打率.176はセ・リーグ最低。何度も降格の危機に直面したが、その都度結果を残して「回避」した。5月11日の巨人戦(東京ドーム)では10号を放ち、球団では55年ぶりの高卒2年目以内の選手の2ケタ本塁打。チーム38試合目での達成は2リーグ制(1950年)以降でプロ野球史上最速の記録となり、小川淳司監督も「チームに勇気をもたらす本塁打」と称えた。

 ここから、村上のアーチ量産が止まらない。6月12日の楽天戦(楽天生命パーク)では、1960年の王貞治(巨人)らに並び、高卒2年目以内で17本塁打に到達。「(数字は)結果として残るものなので、一打席一打席集中したい」と冷静に振り返った。

 同20日のソフトバンク戦(神宮)では、高卒2年目までのシーズン最多本塁打の球団記録を更新する19号。7月3日の広島戦(マツダ広島)では20号を球団史上最年少での満弾で飾り「最高の結果になって良かった」と振り返ったが、「自分のせいで負けた試合もいっぱいある」とさらなる高みを目指す。若き大砲が、最下位に沈むチームの希望の光だ。

写真=BBM

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