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ソフトバンク・千賀滉大 育成から球界を代表するエースへ/前半戦MVP

 

7月12日のオールスター第1戦(東京ドーム)に先発予定の千賀。球宴最速163キロ超えなるか!?


 エースの風格が漂い始めた。挙げればきりがないほど故障者続出の中で、チームは交流戦断トツトップとなる8度目の優勝(最高勝率を)。パ・リーグ首位に立ち、戦力の分厚さを見せつけつつある。「攝津(正)さんが引退、和田(毅)さんも(開幕に)いない状況で、自分がやらないといけないと思う」。開幕投手を務めたエースの千賀滉大が、覚悟を決めて前半戦を引っ張ってきた。

 交流戦明け初戦、6月28日の日本ハム戦(札幌ドーム)。有原航平との「エース対決」に臨み、6回1失点で白星を運んだ。それでも「最低限の投球。野手が点を取ってくれて、勝ちを付けてもらっている。1週間の過ごし方を考えないといけない」と反省の言葉を連ねた。今季8勝目は、育成ドラフト出身では山口鉄也(元巨人)以来2人目となる通算50勝。無名の雑草右腕が、いまやチームだけでなく球界のエースに成長しつつある。

 その日本ハム戦までで14試合に先発し、クオリティースタート(6回以上を投げて自責点3以下)は13試合。近年のように体調面を理由に先発ローテを外れることもない。「不安はない。これまでに何度も監督に『期待している』という言葉をもらっているけど、それに応えられていなかった」とエースの意地をにじませた。

 オールスターゲームにもファン投票と選手間投票でダブル選出された。「千賀=三振を取ること、と思ってもらっている」とニヤリ。前半戦のMVPは球宴でも大いにスタジアムを沸かせてくれるはずだ。

写真=高原由佳

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