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オリックス・後藤駿太 再起を期した今シーズン/あのドライチは今──

 

課題と言われ続けた打撃が向上の兆し。レギュラー定着を目指す


 プロ9年目の後藤駿太が打撃で結果を残し、前半戦を折り返した。7月31日時点で74試合に出場し打率.250、1本塁打、18打点。「あっというまでした。納得できるところもあればできないところもある。全部いいことばかりではないので。引き続き結果を残せるように頑張っていきたい」と後半戦へ意気込む。

 2011年ドラフト1位で入団。3度の抽選の外した末に指名され、史上初の“外れ外れ外れ1位”で話題となった。

 ルーキーイヤーから頭角を現し、高卒新人野手では球団史上初の開幕スタメンを勝ち取り実力も証明。以来、順調に出場試合を増やしていったが、昨季は33試合出場にとどまり、打率.216と低迷。「見返したい気持ちはあった。自分もこのまま終わりたくなかった」と再起をかけて今季に臨んでいた。

 強肩を生かした守備が持ち味だが、今季は代打でも多く起用されている。「今年の(代打の)使われ方は今までなかった。打撃が課題だったが、その中でも合わしていかないといけない。打てないではダメなので課題は増えるけど一つひとつだと思う。乗り越えていかないといけない」と新たな気持ちで打席に立っている。

「与えられたところで後悔しないように1打席、一つの守備だろうが何でも貢献できるように。後半は大事。前半の印象は続かないので。後半も何かしら必要とされていたい」とかつてのドラ1がガムシャラにシーズンを駆け抜ける。

写真=BBM
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