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広島・林晃汰 小園の背中追う将来の大砲/待たれる一軍デビュー

 


 林晃汰は将来のクリーンアップ候補として、高い期待をかけられている。今春キャンプの一、二軍振り分けを決める際には「林を一軍で」という声も上がった。高卒ということもあり二軍スタートとなったが、豪快なスイングと新人離れした打撃センスは、当時から注目されていた。

 3月7日、マツダ広島で行われた社会人「オール広島」との練習試合では「六番・一塁」でフル出場。第1打席で左翼線二塁打を放ち、4打数1安打の成績を残した。数字以上に目立ったのが、思い切りのよさ。新入団選手紹介のために本拠地を訪れた3月17日、オリックスとのオープン戦でも緒方監督の意向で代打出場。7回一死の場面で空振り三振に倒れたが、初球からフルスイングするなど持ち味を発揮した。「(社会人との試合とは)全然雰囲気が違いました」と振り返ったが、インパクトは十分だった。

 ウエスタン・リーグ開幕から1カ月間は、高卒新人ながら四番打者として出場した。守備は一塁か三塁。現在の打順は流動的で、先発する場合はDHか一塁手のケースが増えている。

 ドラフト1位・小園の背中を追う。同じ高卒内野手。当初から「ライバルであり、仲間」と話してきた。7月11日のフレッシュ球宴(楽天生命パーク)では全ウエスタン一番・三塁の小園とともに九番・DHで先発。第1打席でDeNA中川虎から右前適時打を放っている。二軍で実力を磨き、将来はライバルとの同時出場を狙う。

写真=BBM
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