打撃でアピールする
未知なるパワーを秘めている。ドラフト4位ルーキーの外野手、
浜田太貴だ。高卒1年目ながら二軍でクリーンアップを任されるほど期待されており、一軍デビューの日を今か今かと待っている。
一番のアピールポイントは「勝負強さと長打を打てることだと思います」と口にする。大分・明豊高では、2年夏に甲子園に出場。2回戦の坂井高戦では、決勝の2ランを放った。続く3回戦でも2試合連発のソロを放つなど活躍し、同高の8年ぶり8強入りに大きく貢献。準々決勝で天理高に敗れたが、3試合で2本塁打を含む15打数9安打9打点。2年生ながら存在感を見せ、プロのスカウトから注目されるまでになった。
高校通算45本塁打の長打力と勝負強さを買われ、未来の主軸を担う打者と期待を受けて入団。橿渕聡スカウトグループデスクは「勝負強い右打者を探していた。3、4年後には一軍定着を目指してもらいたい。次世代のクリーンアップとして期待している」と高評価をしていた。
チーム内であこがれるのは、3度のトリプルスリー(打率3割、30本塁打、30盗塁)を達成した
山田哲人。高校時代から木製バットで振り込んだこともあり、対応も早く、日々成長している。「フルスイングは小さいころからやってきました。長く活躍できる選手になるのが目標です」と浜田。自らの力で大舞台への切符をつかむ。
写真=BBM