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広島・ジョンソン 石原とのコンビで、勝利だけに集中/先発投手の誇り

 


 ジョンソンは7月24日の中日戦(マツダ広島)で3年ぶりの完封勝利となる7勝目を挙げた。味方の援護はわずかに2点。それでも十分とばかりに、150キロ近いストレートとスライダー、チェンジアップを絶妙のコースに投げ分け、許した安打はわずかに1。チームに5連勝をもたらし、借金を1に減らした。

 今季ナイターでの初勝利だった。この試合までに挙げていた全6勝がデーゲーム。ナイターは7試合に先発して0勝5敗と相性が悪かった。「偶然勝ち星がついていなかっただけ」と話したが、悪いデータを覆した意味は大きい。次戦の同31日の巨人戦(東京ドーム)もナイターだったが、6回無失点で8勝目をマーク。自らの発言の正しさを証明してみせた。

 試合中はニコリともしない。相手を封じ込めることに集中している。打者の左右を問題にせず、1人1人との対戦に没頭する。周囲を寄せつけないピリピリ感を漂わせながら、自分の仕事をクリアしていく。先発ローテーションの一角として、勝ち星を重ねることだけを自らに課している。

 コンビを組む石原を信頼する。投げたい球種、コースを共有できるパートナー。好投の際は必ず「石原のリードが素晴らしかった」とひと言加えることを忘れない。思い通りに投げられないとマウンド上でイライラした態度を示すこともあるが、それを抑えてくれるのも石原。この先の戦いもベテラン捕手とのコンビでチームを支えていく。

写真=BBM
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