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ヤクルト・小川泰弘 復活への足がかりを/先発投手の誇り

 

エースらしい姿を取り戻したい


 今季はここまで20試合に先発して3勝11敗、防御率4.62と、本領を発揮できないままだ。11敗目を喫した8月16日の中日戦(神宮)では初回から乱調の様相で、一死一塁から大島洋平に2ラン、二死一塁から堂上直倫に2ランを浴びていきなり4失点。2回以降は立ち直りを見せたが、5回でマウンドを降りた。

 この日の2被弾で今季の被本塁打数が「20」に到達。これは12球団ワーストの数字となる。これについては「自分でもわからない部分はあるが、結果的に打たれる球は全部高い」と反省する。

 ルーキーイヤーの2013年には16勝4敗の成績を残して最多勝、勝率のタイトルを獲得し、新人王にも輝いた。これまでシーズン2ケタ勝利は2度あるが、昨季まで3年連続1ケタ止まりで、今季も絶望的な状況だ。

 決して大きくない体を目いっぱい使って投げる「ライアン投法」が持ち味。何とか本来の投球を取り戻して、来季へつなげたい。

写真=BBM
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