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ロッテ・マーティン 日本人キラーは上位進出のキーマン/新天地での輝き

 

打撃と肩で確かな存在感を見せているマーティン


 確かな働きを見せている。7月26日に入団会見をしたマーティンはそのまま、夜の楽天戦(ZOZOマリン)に「六番・右翼」で先発出場した。

「1カ月、実戦から離れていたけどボールを見極めることはできた。お客さんが多くて興奮したよ」

 6月下旬まではインディアンスでレギュラーを張っていたが、そこからロッテ入団までの1カ月、実戦を離れた。それでも「二番」に固定され、8月14日の日本ハム戦(東京ドーム)では18試合目で7号ソロ。メジャー通算58本塁打、228打点に加え、2013年6月25日のドジャース戦では黒田博樹から1試合2本塁打、15年5月19日のレッドソックス戦で上原浩治から一発を放つなど、日本人投手への対応力の高さを証明した。

 投手でメジャー登板の経験もあり、デビュー戦では「最速95マイル(約153キロ)は出る」と語る強肩で補殺を記録。マーティンの補殺が成立した試合に100円引となる新メニュー「いただきマーティン丼」(1100円)が発売されるなど、短期間でチームに溶け込んだ。

 デビューからの12試合は8勝3敗1分け。最初の6試合で3度、お立ち台に立った。二番に固定されたことで、それまで二番だった好調の鈴木大地を三番に配置転換でき、得点力は上昇。その後、鈴木と二・三番が入れ替わったが、「一〜三番で攻撃の形はできている」と井口資仁監督も相乗効果の手応えを語る。

「チームのプレーオフ(クライマックスシリーズ)進出に貢献したい」。キューバ出身の背番号79は上位進出へのキーマンだ。

写真=BBM
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