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ヤクルト・マクガフ 最高の仲間に支えられて/新天地での輝き

 

見事に代役を務めた


 新助っ人右腕が、チームの危機を救っている。スコット・マクガフは今季、ロッキーズ3Aから入団。7月6日の中日戦(ナゴヤドーム)では、インフルエンザを発症した石山泰稚に代わって2点差の9回に守護神として登板し、見事無失点に抑えた。田畑一也投手コーチも「信頼している」と口にしたように、リリーフ陣の中心的選手として活躍している。

「どんな場面でも起用してもらえることは、リリーフとしてうれしく思っている。チームに貢献できるのは、最高の気分だからね。できる限りの投球を続けてきて信頼を得ているのは、とてもうれしいし、誇りに思っているよ」

 最速157キロの直球を軸に、変化球を交えて抑えていくスタイル。クローザーだけでなく、セットアッパーも務めるなど多様な場面で起用されている。

「チームメート、コーチ陣、トレーナーやブルペン捕手のみんなが支えてくれて、好調を維持できているよ。日本の文化、食事もまったく問題なく、リラックスして普段から過ごせることもね」

 チームは最下位だが、一つでも上の順位を目指し、戦っている。「最高の仲間たちがそろっていて、いつでも自分を元気づけてくれる。こんなに親身になって教えてもらえるのは野球人生で初めてだよ」と『燕愛』を口にする助っ人が、勝利のために腕を振る。

写真=BBM
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