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中日・岡田俊哉 血行障害から守護神へ/復活の1年

 


 守護神として、9回を任されている岡田俊哉。シーズン当初は誰がこの姿を想像できただろう。2017年に左手血行障害の回復手術を受け、昨年は復帰したとはいえ、27試合の登板にとどまった。かつては侍ジャパンに選出された左腕の復調は、簡単ではないと思われた。それが、今季鮮やかに復活した。

 開幕は二軍で迎えた。3月9日のロッテとのオープン戦で、左手に変調をきたしたのが大きな要因だった。打者3人に対し2四球。まだ春先で強風の吹くZOZOマリン。チーム関係者は「寒さで左手の感覚がおかしかった」と言う。振り返れば、昨年も夏場に調子を上げ、岡田は「やっぱり気温が上がったのが大きい」と口にしていた。今年も気温の上昇とともに、状態を上げてきた。

 5月2日に一軍昇格すると、敗戦処理から結果を残していった。そして、不振の鈴木博志に代わってストッパーを務めたR.マルティネスが、キューバ代表の一員として国際大会に出場するためチームを離れた7月中旬。守護神に指名された。与田剛監督は「しっかり(打者の)右左関係なく抑えられている。ストライクを取れる変化球もあるし、安定してきている」と抜てき理由を説明する。

 R.マルティネスは再来日し、一軍に復帰したが、発熱が原因で二軍調整を余儀なくされ、岡田の登板数も増えてきた。それも重圧のかかる場面ばかり。それでも岡田は言う。「何年もやっているので、疲れは大丈夫です」。6連勝中の中日。6年ぶりのAクラス入りを果たすためには、接戦をものにしなければならない。最終回を守る岡田は、今やチームに絶対に欠かせない存在である。

写真=BBM

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