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オリックス・アルバース 代表辞退で来季に挑む/あの悔しさを胸に……

 

11月3日に開幕する『プレミア12』のカナダ代表を辞退。万全を期して来季に挑む備える


 来日2年目のアルバースにとって、納得のできるシーズンではなかった。今季最終登板の9月23日のソフトバンク戦(京セラドーム)でも3回途中5失点でKO。今季は13試合の先発で2勝6敗、防御率5.83と昨季、9勝を挙げた安定感は最後まで取り戻せなかった。

 10月上旬にカナダに帰国し「1年間を通してファンのみなさんや、チームの皆さんをガッカリさせてしまった。オフのモチベーションにして、しっかりして帰ってきたい」と巻き返しを誓う。

 昨季は腰痛で8月中旬以降は登板がなかった。今季も腰痛で6月に一時帰国。手術は行わず、8月中旬に復帰した。骨盤に負担がかからないように、グラブを前に出して前傾姿勢となるセットポジションからグラブを体につけて直立するフォームに変更。練習ではランニングの量を減らし、バイクマシンで代用することで練習強度を保ったまま腰への負担を少なくした。普段の生活でも長時間、同じ姿勢で腰が固まらないように配慮してきたが、結果に表れなかった。

 11月に行われる『プレミア12』のカナダ代表候補にも選出されていたが、辞退して来季へ備える。まずは専門医に診断を受けて手術が必要かを再度確認する予定だ。チームも3年ぶりの最下位と苦しいシーズンになった。2年契約の2年目を迎える来シーズンに向けて、「2018年のような投球を1年間継続して、100パーセントの状態で臨みたい」と逆襲に向けて決意を口にし、日本を後にした。

写真=BBM
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