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ロッテ・レアード 150号は次なる目標への通過点/区切りのシーズンを終えて

 

レアードはまだまだ先を見据える


 日本ハムからロッテ移籍1年目となったレアードは新天地でも輝きを放った。139試合で打率.248、32本塁打、89打点をマークした助っ人砲は「井口(資仁)監督、コーチ、チームメート、すべての人によくしてもらった。本当にやりやすい環境でプレーさせてもらったことが幸せだったよ。1年間、千葉を満喫できたと思う。ロッテファンの情熱的な声援も後押しになった」と周囲の支えに頭を下げた。

 来日5年間で4度目となる30本塁打もクリアし「30本打てたことは自信になる。打率も、もう少しいけたかなと思う。でも、全体的にケガもなく、しっかりとしたシーズンが過ごせた」と分厚い胸板を張った。

 忘れられない思い出もできた。6月14日の中日戦(ZOZOマリン)では0対1の7回、先頭で柳から左翼越えに運ぶ19号ソロを放ち、史上173人目の通算150本塁打を達成。2週間程前から滞在していた両親の前で飛び出した節目の一発に「親から『いつ打つんだ』とプレッシャーを掛けられていたんだ。やっと打ててよかった」と振り返った。5年目での到達に「ここまで来られるとは思ってなかった。通過点として1本でも多く打てるように」と、うなずいた。

 2年契約でロッテに残留することが決まったレアードは残り37本に迫る通算200号について、「来季は200本を目指してしっかりとした打撃を見せたい」と言い切った。2020年はどれだけ“幕張すし”を開店するのか。ファンは心待ちにしている。

写真=BBM
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