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広島・大瀬良大地「何度でもあのマウンドに立ちたい」/開幕投手は任せろ

 


 3月29日、本拠地マツダスタジアムでの開幕戦のマウンドを託されたのは大瀬良大地だった。巨人のエース・菅野との投げ合いの中で、8回7安打無失点、11三振を奪う快投で見事に期待に応えた。自身初の大役について右腕は「やっぱり雰囲気も独特で緊張感もありましたけど、だからこそ誰にも経験できるものでもないと思うので、すごく貴重な経験になりましたね」と振り返った。

 重圧をはね返した。「開幕投手を通達されてからはやっぱり緊張感というか、責任感がドシッと背中に重いものが乗っかった感じの中で、開幕まで過ごしました。特別な緊張感だったと思います」。一度大舞台を経験し、さらに思いを強くした。2020年シーズンの開幕戦、3月20日中日戦を既に視野に入れている。「しっかりとアピールした上で、そこを勝ち取っていきたい。何度でもあのマウンドに立ってみたいなという思いはあります」と気持ちがほとばしる。

 K.ジョンソンも開幕投手候補の一人に挙がる。助っ人左腕は今季11勝8敗、防御率2.59。一方の大瀬良は11勝9敗、防御率3.53だった。「実績でいうと彼(ジョンソン)の方が上ですし、今年の成績を見ても防御率も1点以上もいい。でもやっぱり今年開幕を任せてもらった分、続けてマウンドに立ちたい思いは強いですし、譲りたくない思いは強いですね。競争になると思うので、しっかりアピールしてやっていきたい」。強い責任感を胸に、2年連続で大役を果たす覚悟だ。

写真=BBM
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