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中日・大野奨太 北海道凱旋を/2020年への誓い

 

2020年こそ正捕手をねらう



 シーズン終盤、卓越した技術と豊富なキャリアを生かし、若手投手陣を引っ張った。チームが最後までCS争いを繰り広げたのには、大野奨太の存在が欠かせなかった。ただ、出場試合数はプロ入り最少の34試合。もどかしさ、忸怩たる思いが募った。

 このままでは終われない。秋季キャンプを途中から免除されると、母校・東洋大へと向かった。若きころを知る人に体の状態をチェックしてもらい、「体は年齢以上に若い」と言われた。そして東洋大3年途中から1年間ほど取り入れていた加圧トレーニングを再び行うことを決めた。「筋力強化と(右)ヒジのリハビリが目的です。きついですよ」と苦笑いするが、二の腕は太くなり、「トレーニングが効いている」とうなずく。

 12月3日には、昨年9月6日に起きた北海道胆振東部地震の被災地を、谷元圭介日本ハム杉浦稔大玉井大翔巨人鍵谷陽平らと慰問した。えぐられたように削られた山肌やがれきを目にし、胸を痛めた。一方で励ます立場のはずが、厚真町、安平町の小学校では子どもたちの笑顔に勇気、元気をもらった。

「みんなにドラゴンズの名前を覚えてもらえたので、ファイターズの選手とともに素晴らしい試合をして、みんなに喜んでもらいたい」

 来シーズンは古巣・日本ハム戦が、日本ハム主催のため北海道で開催される。被災地の子どもたちに雄姿を見せるチャンスでもある。正捕手の座を手にし、必ずや北海道に凱旋してみせる。

写真=BBM
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