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オリックス・西村徳文監督 勝利を求めて“変革”を/指揮官が見据える2020

 

就任2年目となる2020年シーズン。変革を掲げて低迷打破を期す


 最下位からの下克上へ、西村徳文監督は2020年シーズンを「変革」の年にすると公言している。

「毎年同じだったら、結果も同じになってしまうのは当然のこと。やっぱり、何かを変えないと」

 そう考えた指揮官は、春季キャンプの練習メニューを選手たちに配布。第3クールまでの練習予定を伝え、2月9日に20年初実戦となる紅白戦を行うことも示した。

 納会の壇上では「みんな(最下位に)悔しい思いをしている。今までと同じことをしていたら、同じ結果しか出ない。変わっていかないといけない」と熱い思いを語った。さらに「2月1日に100パーセントで動ける体。それができてないとすぐにファームに行ってもらう。置かれている立場を考えて、厳しくいきたい」と公言。マイクを通じて指揮官の本気度が伝えられた。

 20年は就任2年目。チームは5年連続Bクラスに沈み、立て直す必要がある。育成に重きを置いているチームだが、リーグ最下位となった得点力の強化に着手。攻撃力アップのため、ダイヤモンドバックスFAのアダム・ジョーンズ外野手を獲得した。MLB通算282本塁打の大砲が加入し、打線に厚みが増す。

 西村監督も「実績から言うと期待度が極めて高い選手」と言うように、ジョーンズは11年から7年連続で25本塁打以上を記録するなど、メジャー14年間で通算1939安打、282本塁打を記録。新助っ人も海を渡って「変革」。オリックスは強くなる。

写真=BBM
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