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ヤクルト・高津臣吾 スクラムを組んで突き進む/指揮官が見据える2020

 

一丸となり1点にこだわる


 新指揮官のもと、5年ぶりのリーグ制覇へ突き進む。小川淳司前監督が2019年限りで退任。二軍監督を務めていた高津臣吾監督がV奪回への旗振り役となることが決まった。

「19年は本当に悔しいシーズンとなりました。完敗でした。この悔しさをこれからどうつなげていくかが大切だと思っています」

 その手腕に期待がかかる。19年のチーム防御率4.78は12球団ワースト。日米通算313セーブを誇り、15年にリーグ優勝を達成した際には一軍投手コーチを務めた経験で投手陣の立て直しを図る。さらに、二軍監督時代に指導してきた村上がいまや一軍の主力級。「野球の成績はもちろん、人としても大きく成長してほしい」さらなる飛躍を促す。

 目指すのは「一丸で1点に、1勝にこだわっていく。みんなで向かっていく」チーム。首脳陣に投手、野手、ファンも一体となったチーム作りを目指していく。その上で、2年ぶりにキャプテン制を復活させることを明言。「チームを引っ張っていく人がキャプテンにふさわしい。ぐいぐい引っ張っていく存在がいればいい」と一丸となるチームの「顔」となるべく男を据えるつもりだ。

 20年のスローガンは『NEVER STOP 突き進め!』に決定。高津新監督は「スワローズらしくみんなでスクラムを組んで前進したい。今のまま立ち止まっていてはいけない」と込めた思いを明かした。巻き返しを図る20年、一丸となって突き進む。

写真=BBM
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