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阪神・木浪聖也 今季はレギュラーをつかむ/2年目の進化

 

遊撃手のレギュラーをつかむため、まずは守備力向上にまい進する木浪


 プロ2年目はシーズン終了まで遊撃のポジションを守り続ける。目標ははっきりとしている。2019年は遊撃手としてチーム最多の88試合に出場した木浪聖也。オープン戦で12球団最多の22安打を記録し、開幕スタメン「一番・遊撃」をつかんだ。

 順風満帆のプロスタートのはずだった。しかし、開幕から17打席無安打とプロの洗礼を浴びた。その後も、守備の要でもある遊撃手ながら15個の失策も記録するなど、攻守走でプロの厳しさを味わったルーキーイヤーだった。

「試合に出続けるキツさを味わいました。(プレーでも)不甲斐ないところ、悪いところもあり、よかったと思うところも含め、どちらも経験できたことは自分の中では大きかったです」

 打撃不振から二軍落ちも経験し、一軍再昇格後の8月の打率.431と好成績も残した。結局1年目は113試合に出場し95安打4本塁打32打点、打率.262とルーキーとしては合格点の打撃成績を残した。8月での打撃感覚をしっかり体にしみ込ませつつ、守備面で進化を見せ2年目の飛躍を目指していく。

「ショートなので、まずは守備力を向上させます。守備で信用してもらえないと試合に使ってもらえないと思いますので、しっかりやりたい」とまずは守備面での成長に磨きをかける。

 遊撃には同級生の北條史也という強力なライバルがいる。そのライバルとの競争に勝ち、スタメンをつかみ取ったら、今季こそは離さない。レギュラーとして143試合全力疾走するつもりだ。

 
 写真=BBM
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