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ソフトバンク・中村晃 選手会長就任は絶好のチャンス/リーダーの決意

 

病とも向き合いながら、全試合出場を誓う中村晃


 苦しみ抜いたシーズンを乗り越え、中村晃がリーダーとして再出発を切る。柳田悠岐から後継指名を受け、選手会長に就任。「最初はどうしようか迷ったけど、年齢的にも自分がやらなきゃと思った。やらないのも手だと思うけど、逃げている気がした」。2週間ほど考え、チームを引っ張る覚悟を決めた。

 昨季は7シーズンぶりに規定打席に届かなかった。開幕前に自律神経失調症を患い、5月末にようやく自身の“開幕”を迎えたが、腰痛にも苦しみ出場はわずか44試合。打率.245、3本塁打、11打点に終わった。「野球どころではなかった。悔しいシーズンだった」。高い壁にぶつかった2019年だった。

 復権を目指す新シーズンに向けて、選手会長としての責任も受け止める。「やることは裏方仕事のようなイメージ。でも、大事な役割だと思うので、チームが円滑に進むようにはしたい。野球だけやっていても、成長できない部分もある。(選手会長は)周りを見る仕事。何が見えるか、絶好のチャンスだと思う」。前向きに捉えることで飛躍のチャンスに変える。

 もちろんグラウンドで結果を出すことが最優先だ。バレンティンが加入したことで外野の競争はより激しくなる。実績のある選手会長といえども、安穏とはしていられない。「打てば出られる。そこはあまり考えることはない。全試合出場したい」ときっぱり言い切った。常勝軍団はリーグV奪回が至上命題。その先頭に中村晃が立つ。

写真=湯浅芳昭

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