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ソフトバンク・和田毅 残るためには結果がすべて/最年長の意地

 

変則日程も味方につけ、ローテ死守を誓う和田


 チーム最年長は39歳となって今季を迎える。松坂世代の、いわゆる早生まれなので、40歳の学年。それでも和田毅は「1年間ローテで投げられるように。絶対に達成したい」ときっぱり言った。

 2018年シーズンを棒に振った左肩の故障から昨季復帰。巨人と「勝ったほうが優勝」の交流戦ラストゲームで菅野智之と投げ合い、復帰後初白星を挙げた。レギュラーシーズンの成績自体は4勝4敗だったが、日本シリーズ第4戦で5回1安打無失点の白星締め。内容面でも手応えがあった。故障明けで登板間隔を考慮された面もあったが、「中6日でもまったく大丈夫、へっちゃらと言えるように」と甘んじるつもりはない。

 今夏は東京五輪のため、7月下旬から約3週間、リーグ戦が中断される。「自分にとってはプラス。いい意味でリセットできる時間をもらえるので、開幕から全力で思い切っていける」と追い風にする考えだ。

 土台として、秋季キャンプなどで取り組んだ体幹などのトレーニングをオフに継続。1月の長崎自主トレには早大の後輩、日本ハム・斎藤を初めて迎えた。「後輩として気にはしていた」と関係者を通じて自主トレ参加を願い出た右腕に対し、「進化していくために、何か本人にとってプラスになってくれれば」と願う。「立場としても来年に懸ける思いは強いはず。最後のチャンスになるかもしれないのは、自分も同じ」と、先輩然とすることもなく「結果を出すことでしか残っていけない」と口にした。

写真=湯浅芳昭
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