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西武・松坂大輔 現状を受け止めつつも「それを少しでも覆せるように」/最年長の意地

 

入団会見で背番号16のユニフォーム姿を披露した松坂


 誰もがあこがれるスターが、14年ぶりにライオンズに帰ってきた! 18歳の入団時に行って以来、2度目の“西武入団会見”は39歳、最年長としてだった。会見後に出演したテレビ番組では、「(西武から)やっと声をかけてもらえた」と古巣への並々ならぬ想いを吐露した松坂大輔。「昔のイメージを持っている方もいらっしゃると思いますが、今の自分ができる形というものを100パーセント出して、リーグ3連覇、そして惜しいところで届いていない日本一のために、少しでもチームの力になれるようにやっていきたい」とプロ22年目のシーズンに意欲を燃やす。

 1年目から16勝を挙げ最多勝を獲得。以後、3年連続で同賞に輝き、8年のメジャー生活では56勝を挙げたが、故障など数々の苦楽を重ねてきた怪物だけに渡辺久信GMも「いろいろな経験をしてきた大輔が入ることによっての、いろいろな相乗効果も期待しています」とグラウンド内外での影響力も見込んでいる。

 だが、最大の獲得理由は戦力として、である。松坂本人も「聞かれれば教えたりはしますが、それがメーンだと思っていないですし、今の僕には人のことを考えられる余裕はない」とキッパリ。昨季は開幕前の負傷の影響で2試合のみの登板に終わったため、「期待されていない人のほうが多いと思う」と現状を受け止めつつも、「それを少しでも覆すようにやりたい」と意気込む。

 誰もが待ち望む“ライオンズのユニフォームを着て一軍マウンドに立つ松坂大輔”を、必ずや披露してみせる。

写真=BBM
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