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オリックス・福田周平 主将が試合の流れを引き寄せる/斬り込み隊長は俺だ

 

昨季、主将に就任してバットと姿勢でチームを鼓舞。3年目の今季もリードオフマンの座は渡さない


 さらなる進化を遂げる。昨季、一番打者としてチーム最多92試合に出場。一番での打率は.246と、やや物足りない数字も、チーム最多の30盗塁を記録するなど、存在感を示した。メンバーが固定されていない打線の中で、三番に座った吉田正尚に続いて上位打線で起用された。135試合の出場で打率は.250の成績を残した。

「今年は出塁率に思い切りこだわりたい。目標は4割。自分が出塁して、ゲームの流れを持ってきたい。盗塁も40個できるように。そういった場面でチームに貢献できたら」

 昨季はプロ2年目で主将を任された。二塁のレギュラーに定着し、ナインをけん引。5月には不振で二軍降格を味わうも、最短10日で一軍復帰。年間を通して一軍戦力として躍動した。

 三振数は57で、四球は62個を選んだ。パ・リーグの規定到達者では同僚の吉田正尚、日本ハム近藤健介を含む3選手しか達成していない「三振数が四球以下」のバランス型タイプだ。

「基本は打ちに行っています。結果としてボール球を選んで、四球で出塁できたら、相手にもプレッシャーをかけられる」

 広陵高や明大、そして大学日本代表時にも主将を務めた経験があり、統率力を培ってきた。「自分はプレーで引っ張っていきたい」と背中で語ってきた。務めてきたトップバッターは西浦颯大宗佑磨といった若い選手も狙うが、負けるわけにはいかない。

 今季も吉田正尚、新助っ人の・ジョーンズへと打線をつなぐ重役を担ってみせる。

写真=BBM
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