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阪神・植田海 打撃さえ成長すれば守備力No.1/レギュラー争いダークホース

 

今年こそレギュラーをつかみたい植田。守備はいいだけに、いかに打撃力をつけるかだ


 阪神キャンプの見どころは新外国人だけではない。昨季も固定できなかった二遊間のポジション争いも激しくなる。

 そこに食い込んでくるのは植田海だ。矢野監督も「打撃で頑張ればスタメン起用の可能性は十分ある」と高い潜在能力を認めている。

 糸原、北條、木浪らの若手メンバーで競い合う二遊間。植田本人も「今年こそ」と気合十分のキャンプインだ。

「去年はスタメン出場が少なかったので悔しい思いをしました。今年は100試合ぐらいには出場したいと思っています。まずは春季キャンプにいい形で入っていきたいです」

 昨季は主に代走、守備固めで81試合に出場、スターティングメンバーに名を連ねたのは、わずか2試合だった。

 秋季キャンプを評価した矢野監督が「守備範囲では海が一番」といったように、課題は打力アップに絞られている。

 植田が「二遊間をやりたい」という定位置をつかむには、2割台序盤にとどまったアベレージを上げることだ。

 プロ入りから転機になったのは昨オフに退寮したことで、自主トレーニングも群れずに1人になって取り組んできた。

 チームにとっては貴重なスペア的な存在だが、植田は打撃面で「いい感じのタイミングのとり方をキャンプでも継続したい」とライバルたちを脅やかす。
オーロラビジョン

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