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広島・森下暢仁投手 見せ始めた即戦力にふさわしい内容/新戦力の評価は?

 


 大学ナンバーワン即戦力右腕が日を追うごとにメキメキと力量を示している。キャンプ初日の2月1日のブルペン入りではベテランの石原慶が捕手を務めた。「石原さんがマスクをかぶってくれるとは思わなかったので、かなり緊張しました」。緊張からか、本来の投球とはいかず、佐々岡監督も「周りを気にしなくていいと言っても緊張していたかなという印象。きょう一日で評価は難しい」と語った。

 緊張が取れ、迎えた3日の2度目のブルペンではカットボール、カーブと変化球を解禁。「前回よりはよかった」と本人も手応えをみせた内容に指揮官も「きょうは入りから違うなというのを見せてくれた。緊張感がほどけて本来の投球ができていた」と納得の表情をみせた。変化球については「スピン量、切れは、きょう初めて投げた中で、素晴らしいものを持っていると感じた」と褒めちぎった。

 8日にはプロ初の打者を相手にした投球を披露。フリー打撃の投手を務め、オール直球勝負で堂林には23球で安打性3本、西川には1本のサク越えを許し、23球で安打性6本という内容だった。見守った指揮官は「バランスがすごく良い。崩れることもなく、制球もある程度まとまっていた。スピン量があって、球速以上の速さ、切れを感じた」と絶賛した。

 チームは13日から、宮崎・日南から実戦が本格化する沖縄へと場所を移した。目標の開幕ローテーション入りへ、即戦力右腕がアピールを続ける。

写真=BBM
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