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ヤクルト・浜田太貴 思い切りの良さで勝負/春の一番星を探して

 

若手の有望株だ


 高い潜在能力を持っている。2年目の浜田太貴は、初めての一軍キャンプでアピールを続けた。2月19日の楽天との練習試合(浦添)。「六番・左翼」で先発出場すると、1回一死一、二塁から、相手の先発右腕・藤平の初球をとらえて左翼線への適時二塁打とした。

「思い切りの良さを見てもらっていると思う。初球から打とうというのは決めていました」

 新指揮官の前で、しっかりと結果を残した。昨季、二軍監督を務め浜田を見てきた高津新監督は「去年から比べたら、成長しているところがたくさんあって、彼が持っている思い切りの良さが、プロで経験していくと失われていくというか、難しくなってきたりする。結果がついてくるのは一番ですけど、今はバットを振ってくれているので、いいと思う」と高評価。大分・明豊高では2年夏に甲子園に出場し、2試合連発を記録するなど活躍。右の長距離砲は、若手のホープとしてさらなる成長に期待がかかる。

 混戦の外野手争いに割って入る。長年左翼を守ってきたバレンティンソフトバンクに移籍。一塁を守るプランもある坂口次第だが、青木、雄平ら実績豊富なベテランらに加え、塩見や中山らと「1減」となった枠を争う。

「今はいい緊張感でやれている。そこが結果につながったのかなと。今できることを全力でやりたいです」と浜田。このまま開幕一軍を勝ち取り、レギュラー争いの台風の目となる。

写真=BBM
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