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日本ハム・万波中正外野手 ポスト・西川遥輝の座を狙え!/2年目の成長

 

次世代のスター候補生でもある万波


 2年目のキャンプは一軍で最後まで走り切った。全日程を終えた2月25日、充実の表情で「やり切ったって感じです」と白い歯を見せた。新たに小笠原コーチが就任し、過酷さを増した今キャンプ。朝から晩までバットを振り続けた約1カ月間は「長かったです」と毎日が濃密。成長期を迎えている中で、ガンガン追い込むことができた。

 キャンプ初日から宿舎へ戻った時には日が暮れていた。「日が暮れたらやり切ったなぁという感じで、すごく好きです」。野球に没頭する時間が多かったからこそ充実感があった。もちろん「苦しい」と感じることもあったが「それも含めて楽しかった」。グラウンドを離れても野球のことだけを考え続けていたからこそ、時間も長く感じたのだろう。

 昨季は高卒1年目ながらイースタン・リーグではチームトップの14本塁打をマークした。昨秋キャンプから同コーチの指導を受け、自慢の長打力とともに確実性も高めるべく、下半身主導の打撃フォームを振り込むことで体に染みこませてきた。「前に進んでいると思う」と自覚もある。

 練習試合ではアピールに成功したが、タピックスタジアム名護で行われたオープン戦では3試合出場で6打数無安打5三振。栗山監督には「次の日をどう過ごすかだ」とアドバイスも送られた。誰もが迎える一軍定着への壁に早くも到達できたことが成長の証。乗り越えられれば、ポスト・西川遥輝の筆頭格になれる。

写真=BBM
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