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ヤクルト・清水昇 初白星へ向けて/2年目の成長

 

2年目のシーズンへ、強い思いを抱いている


 まだつかめていない白星を目指して――。昨年のドラフト1位右腕・清水昇は、一軍の沖縄・浦添キャンプを無事に完走。キャンプ中の実戦では、確かな成長を見せていた。

 チームにとっても、自身にとっても今季初の実戦となった2月12日の韓国/サムスン戦(浦添)。3回から2番手で登板したが、5安打2失点と結果を残せなかった。だが、同23日に行われたオープン戦の日本ハム戦(名護)では、2回1安打無失点で4三振を奪う好投。キャンプ終盤で首脳陣に猛アピールした。

 「やっと自分が練習してきたことが結びついてきたと思います。意識しているのは低めに制球してアウトを取ること。低めの真っすぐが課題だったんですが、投げ切れたのでいい結果になったと思います」

 即戦力として期待されたプロ1年目。チームが15連敗中で迎えた6月1日のDeNA戦(横浜)でプロ初先発となったが、4回9安打5失点で敗戦投手となった。自身はその後もプロ初勝利を挙げられぬまま、11試合に登板し0勝3敗、防御率7.27という成績でシーズンを終え「厳しい世界だと感じた一年でした」と振り返った。

 高津監督に代わり、気持ちも新たに迎えた2020年。目指すは開幕先発ローテーション入りだ。「(好結果が)単発ではダメなので。継続して練習していくことが大事」と決意をにじませた。巻き返しの2年目へ、思いは強い。

写真=BBM
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