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DeNA・梶谷隆幸 不動心を貫き、迎えるシーズン開幕/2020開幕への思い

 

昨季はCSで存在感を発揮したが、シーズン通じては不本意な結果に終わった。今季の逆襲を誓う


 世代交代の波にあらがい、一軍で踏ん張りを利かせている。「結果を出したいという一心」と延期された開幕へ、変わることなくしっかりと目を向けたのは梶谷隆幸だ。沖縄・宜野湾キャンプでは室内にこもり、1球1球を大事にするように打撃練習。「その1球に対して、どれだけ自分が意図を持って取り組めるか。量はやればやるほど、いろんないい部分が見えてくる。そういうものが出てきたときに、質を求めていきたい」と手応えを隠さなかった。

 生え抜きの看板選手として、確かな地位を築いてきた。2014年に初タイトルとなる盗塁王(39盗塁)に輝くと、筒香嘉智桑原将志とともに盤石の外野陣を形成。17年にクリアした「20本塁打&20盗塁」は、球団では39年ぶりの快挙だった。年俸も1億円を突破。一気に突き抜けるはずが、翌18年の右肩手術から歯車が狂っていった。同年、そして昨年と41試合の出場。神里和毅らの台頭もあり、かつての定位置は奪い取るものになってしまった。

 オフからほぼ無休でトレーニングを積み、心配される右肩の状態は「日に日に良くなっているのが自分でも分かる」と実感。もう1度、輝ける準備は整った。「他の人の結果って、自分が変えられるものじゃないですから……」。不動心を貫き、オープン戦は23打数7安打1本塁打、打率.304。「正直、かなり厳しい戦いになるとは思う」と冷静に現状分析しながら、チャンスを狙っている。プロ14年目、31歳。忘れてはいけない男が、DeNAにいる。

写真=川口洋邦

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