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楽天・鈴木翔天 出番を待ち望む長身左腕/一軍デビューが見えた

 

今季こそはと意気込む


 185センチの長身。しなやかな腕の振りから、最速149キロの直球を投げ込む。2月の春季キャンプは二軍スタートとなったが、石井二軍投手コーチは「フォームがしっかりと完成したら、十分に一軍で通用する選手」と期待を込めた。

 富士大3年時には、伸びのある直球とチェンジアップなどを駆使して、北東北大学秋季リーグ・八戸工大戦で、同リーグ史上初の完全試合を達成した左腕だ。

 しかし4年時に左ヒジ痛を発症。プロ1年目の昨季は左ヒジ痛が完治した状態で迎えたが、3月に腰を痛めた。その影響もあって、昨季はイースタン・リーグで2試合の登板に終わった。

 ただ昨秋の倉敷秋季キャンプでは、三木監督が最も印象に残った選手として名前を挙げた。新球ツーシームの習得にも励んだ左腕に対し、三木監督は「MVPを選ぶなら鈴木翔天。キャンプで課題だったクイックや新しい球種にも取り組めていた」と称えた。

 今季は守護神・松井が先発に転向。ロッテからトレードで涌井も加入し、高いレベルで先発争いが繰り広げられる。ただ松井が先発に転向したことで、左の中継ぎ投手は駒不足気味。鈴木翔が順調に成長すれば、プロ初登板を果たす可能性は十分にある。

 左腕は「昨年は何もできずに悔しかった。今年は一軍に定着できるように頑張りたい」と言葉に熱を込めた。目指すのは一軍初登板ではなく、一軍定着。高い目標に向かって、地道にアピールを続けていく。

写真=BBM
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