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ヤクルト・市川悠太 指揮官から授かった勝負球/一軍デビューが見えた

 

今季中の一軍デビューもありそうだ


 少ないチャンスをものにできるか。高卒2年目を迎えた右のサイドハンド・市川悠太は春季キャンプの途中から一軍に合流。高津臣吾監督の前で実戦登板する機会に恵まれるなど経験を積んだ。

 1年目の昨季はイースタン・リーグで18試合に登板し、1勝0敗、防御率2.79の成績を残した。もともと上手投げだったが、明徳義塾高2年時に同校の馬淵史郎監督に助言を受けフォームを変更。最速150キロ近い直球も魅力だが、武器はまだある。

「高津監督にはシンカーを教えてもらいました。結構投げていますし、しっくり来ています」

 二軍監督時代の指揮官から、“伝家の宝刀”を伝授されていた。高津監督は現役時代、市川と同じ横手投げから日米通算313セーブを挙げたレジェンド。中でも決め球のシンカーで、多くの猛者と対峙してきた。だが、3月29日で19歳を迎える右腕が直伝されたのは握りだけではない。

「シンカーを左バッターだけでなくて、右バッターにも使えとアドバイスしていただきました」と配球についても助言を受けた。「球速は結構速いんですけど、かなり落ちている感じがします。感覚は悪くない」と納得して投じている高津監督直伝の勝負球で、一軍昇格へアピールを続ける。

 チームのリリーフ陣は抑え候補の石山泰稚マクガフ梅野雄吾近藤一樹と右投げ投手は盤石の状態と言える。それでも、一軍キャンプも経験した期待の右腕は必ず来る機会を待ち、己に磨きをかける。

写真=BBM
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