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オリックス・吉田正尚 意識は高く、役割も理解/2020開幕への思い

 

オリックスの若き主砲は調子を整えて開幕を待つ


 今季こそ、そのバットでリーグ優勝へと導いてみせる。

 吉田正尚が、開幕に向けて闘志を燃やす。新型コロナウイルス拡散防止の影響で、3月20日に予定されていた開幕戦は延期された。

「残念ですが仕方ない。ウイルスとなれば、どうしようもないですね。1日でも早く、ファンのみなさんの前で野球をしている姿を見せたいです」

 オープン戦や練習試合は無観客で行われ、客席には誰もいない。そんな中でも本拠地・京セラドームで快音を響かせて、調子を整えている。

 今季の目標は「打撃タイトルを獲ること。中軸として打線を引っ張る」と宣言。今季は主に三番を任されことが見込まれ「ランナーをかえすのも、チャンスを広げるのも自分の役割になってくる」と意識も高い。

 四番にはメジャー通算282本塁打の新助っ人・ジョーンズが座ることが濃厚で「後ろにすごく良いバッターがいる。一、二番の打者が出塁してくれて、自分がチャンスを広げる。得点するためには、どうすればいいのかを考えて打席に向かうだけです」ときっぱりと言う。

 昨季は打率.322、29本塁打、85打点と、打線をけん引した背番号34。今季は「これまでよりも高い数字を残す。タイトルを狙うには、そうしないと届かない。パ・リーグには、良いバッターがたくさんいるので」と、キャリアハイの成績を狙う。

 この男が打てば、チームは波に乗る。

写真=BBM
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