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日本ハム・バーヘイゲン投手 大化けの予感も漂う新助っ人の実力は?/注目の新戦力

 

開幕から先発ローテーションの一角として期待されるバーヘイゲン


 開幕ダッシュを決める上でキーマンとなる1人が、新外国人のバーヘイゲンだ。メジャー通算10勝の最速158キロ右腕は先発ローテーションの一角として期待されている。栗山監督が「スピードのある技巧派」と表現するように、変化球も多彩。スライダー、パワーカーブ、チェンジアップ、シンカー。加えてツーシーム系でボールを動かすこともできる。多様なピッチングを組み立てることが可能だ。紆余曲折を経て6月19日の開幕が決定し、パ・リーグは開幕カードを除いて1カード6連戦という異例の日程がしばらく続く予定。バーヘイゲンが早期に順応してくれれば、先発陣に余裕が出てくる。

 自らの性格について「これまで周りから勤勉で常にベストを尽くす性格だと言われてきた」と話す。沖縄・名護キャンプでは、エースの有原航平のブルペン投球を観察。投球フォームやボールの軌道といった技術的要素に加え、立ち居振る舞いなどのルーティンもつぶさに目に焼き付けた。「少しでも良いところがあれば、取り入れようと」。向上心にあふれている面も好感が持てる。

 現在の課題はクイックモーションでキャンプ中から地道に取り組んできた。シーズンが始まれば、他球団もスキを突いてくる。3月までの練習試合では体感できなかった日本での攻められ方に対して、どう対応していくのか。克服が早ければ、チームに大きな推進力を与えられる存在になってくれそうだ。

写真=BBM
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