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阪神・梅野隆太郎 チームリーダーとして全体をまとめて優勝へ/待ち焦がれた「6.19」

 


 開幕を控えてチームの要となった梅野隆太郎は「120試合制」になったペナントレースの戦い方について触れた。「シーズンが120試合になったことで、より1つの勝ち負けというのが大事になってくる。3連戦の頭をとっていきたいですね」

 当面は無観客試合になることにも「さみしいと思いますができることをやっていきたい」と積極的にファンサービスを心掛ける。

 選手会長として、レギュラー捕手としてチーム全体を常に考えている。言葉の端々から「チームのため」という気持ちが強く伝わってくる。もっとも個人的にも大事なシーズンになる。エドワーズスアレスら新戦力の加入で女房役の存在感を示したいところだ。

 昨シーズンはプロ野球新記録の123補殺を記録。阪神の捕手では田淵幸一以来の2年連続ゴールデン・グラブ賞も獲得している。「新しいチャレンジになると思う。毎年、田淵さん以来と話題に出るが、今年もそういう感じで出してもらえるように頑張りたいです」

 ミスタータイガースといわれた田淵は1970年に盗塁阻止率.552をマーク。「すごい数字ですね」と見上げながらしっかりと追随するつもりだ。

「自分にプレッシャーを与えながら、それをはねのけながらプレーしたい」3年連続ゴールデン・グラブ、ベストナインのW受賞を目標としている。チームリーダーは前を見据え「チーム全員で優勝をつかみたい」と鼻息が荒い。
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