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ソフトバンク・上林誠知 モンスター、再び!/本領発揮のシーズンへ

 

レギュラー再奪取に燃える上林


 鷹の「モンスター」が、真の大ブレークに向けて準備を整えた。開幕前最後の実戦となった6月14日の広島戦(PayPayドーム)。「五番・右翼」でスタメン出場した上林誠知が、初回の好機で2点適時二塁打を放つなど2安打を放ち勝利に貢献した。6月の練習試合は、12試合で7度のマルチ安打をマーク。主に一、二番や五、六番という打順を任され、打率.347(49打数17安打)を記録し、今季の大爆発を予感させた。

 再スタートで、本領を発揮する。2017年、6年ぶりにチームに復帰した川崎宗則氏が「ついにホークスはすごいモンスターを生み出した」と、その才能をたたえた天才打者。同氏が「毎打席『イチロー選手になれ』と言って送り出している」と期待したプロ4年目は、この年に134試合に出場すると、翌18年には全試合出場を果たした。チームの中心打者へと成長する道筋がはっきり見えたが、現実は甘くなかった。

 昨季は春先に死球を受けて右手を骨折した影響で打撃を崩し、出場99試合で打率.194と極度の不振に陥った。昨年末には単身でアメリカ・ロサンゼルスに乗り込み一人黙々とトレーニング。「試合の結果でしか、今までの思いは晴らせない」。春季キャンプ終盤に発熱での離脱こそあったが、オープン戦計4試合でも打率.667(12打数8安打)をマークしている。

「去年は勝負にならなかった。(今年は)手が痛くないのが心の支え。集中できている。ライトは“上林”というイメージを植え付けられるようにするだけ」。定位置を再奪取し、その打棒で強力打線の一角を担い続ける。

写真=湯浅芳昭

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