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日本ハム・西村天裕投手 頼れる「ゴリ」がシーズン中盤以降の救世主に/離脱者たちの現状

 

すでに実戦復帰を果たしている西村。馬力がある右腕の復帰はチームにとっても大きい


 シーズン開幕前に故障離脱した西村天裕が7月12日のイースタン・ロッテ戦(鎌ケ谷)で実戦復帰した。4回から2番手で登板。2/3を投げて、打者6人を相手に3安打2失点で降板した。直球は140キロ台後半を記録。ただ、高く浮くボールも多く、制球面を上げていくことが早期の一軍復帰への課題だが、チームにとっては実力者の戦列復帰は明るい材料だ。

 1年ずつステップアップをしてきた伸び盛りの右腕。1年目の2018年は26試合、2年目の19年は35試合に登板。すべて中継ぎとして、ブルペンを支えてきた。経験値を高めて臨む今シーズンは先発テストも実施された。3月21日の西武との練習試合(メットライフ)で初先発し、3回4安打1失点と好投。首脳陣もさらにイニングを伸ばしてもらおうと次回先発を確約していたが、コロナ禍で予定が流れてしまった。

 力強い直球にスライダーが武器で、大きな曲がりのカーブも得意とする。短いイニングの適性はもちろん、長い回を投げ切る投球術も評価が高い。新たな可能性を広げそうな気配だったが、不運にもタイミングを逸してしまった。そして、練習試合が再開した6月2日のロッテ戦(ZOZOマリン)で登板した際に左内腹斜筋肉離れを発症。開幕から大きく出遅れてしまった。

それでもシーズンはまだ序盤の段階で実戦復帰にこぎ着けた。細かな修正点はあるだろうが、中継ぎだけでなく、先発にも適性がありそうな万能右腕の出番は遠くないはずだ。 愛称は「ゴリ」。天性の明るいキャラクターはチーム内でも愛されている。夏場に6連戦が続き、疲労もたまってくるころには救世主のように檜舞台に帰ってきてほしい。

写真=BBM

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