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ロッテ・石川歩 維持するゲームメーク能力/エースたちの現状

 

今季初勝利まで7試合を要するも、7月31日からは自身4連勝の石川歩


 ゲームメーク能力を示している。石川歩は8月21日のソフトバンク戦(ZOZOマリン)まで、投球回は10試合連続で6イニング以上。ただ、開幕戦からきっちりと試合をつくりながら白星に恵まれず、初勝利は今季7試合目の登板だった。7月31日の楽天戦(ZOZOマリン)で6回2失点と好投しての初勝利を苦笑いで振り返る。

「まったくいいところがなかった。何で抑えられたのか、自分でも分からない」

 2年連続で開幕投手を務めた6月19日のソフトバンク戦(PayPayドーム)。150キロ以上の直球を連発し、自慢のシンカーとのコンビネーションで、6回を2安打無失点と完璧な内容も、2戦目以降の登板では直球の伸びが影を潜める。5戦目を終えた時点で、0勝2敗、防御率4.83と苦しい数字が並んだ。

 7月24日の西武戦(メットライフ)から、ツーシームやカットボールを駆使するスタイルに変化した。日ごろから「自分が納得できる球を投げたい」と語るだけに、自身が求めている姿とは違うだろう。しかし、エースの責任を果たすために、好結果を出すことを優先した。

 新しいスタイルの確立を印象付ける試合もあった。8月7日のオリックス戦(京セラドーム)は、7回を投げて12安打を浴びながらも、1失点にまとめた。3併殺でピンチを切り抜け、2勝目をつかみ「ツーシームが結構良かったので、ある程度のところに投げられれば、内野ゴロを打たせることができるかなと思っていた」とうなずいた。

 各チームのエースが登板する金曜日。最も厳しい戦いの中で、石川が白星を積み重ねられれば、チームの順位はおのずと上がっていく。

写真=BBM
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