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広島・會澤翼捕手 「4捕手分業制」でも、やっぱり要はこの男!/チームを支える扇の要

 

會澤 翼


 やはり鯉の扇の要はこの男しかいない。會澤翼はエース・大瀬良を中心にバッテリーを組み、正捕手としてどっしりとグラウンドに立ち、今季ここまでチームを引っ張ってきた。2番手捕手・坂倉の台頭もあり、全試合でマスクをかぶることはないが、前任者として田中広輔選手会長をサポートするなど、グラウンド内外でリーダーシップを発揮してきた。

 今季の広島捕手は分業制となりつつある。會澤は大瀬良、九里の先発時を中心にスタメンマスクを務める。8月下旬には復調のきっかけをつかむべく、K.ジョンソンが昨年までコンビだった石原慶(その後、故障で白濱裕太と入れ替え)と再タッグを組んだ。森下や遠藤は坂倉がコンビを組むことが多く、野村は磯村が担当する。試合によって変動することもあるが、基本は4人の捕手の分業でここまで試合を進めている。

 會澤はバットでも持ち前の勝負強さも発揮している。7月26日、DeNA戦(横浜)。0対6とビハインドの展開で、8回に會澤の一発などで5点を挙げると、同点に追いついた9回には一死満塁から右越えのグランドスラムでとどめの一発。9月2日の中日戦(ナゴヤドーム)でも満塁弾と、昨季リーグトップの得点圏打率.351の成績を残した打撃力という持ち味を今季も発揮し、チームを救っている。

 會澤は昨季取得した国内FA権を行使せずにチームに残留することを決断した。「(昨年)Bクラスになって、この悔しさを晴らすのはどこかって思ったときに、他球団じゃないと思った」。佐々岡監督は「攻守の要。チームをまとめるというところで絶対に必要」と話していた。佐々岡監督、チームメート、そしてファンの思いを胸にチームに残ることを決めた。後半戦は扇の要の會澤を中心に、チーム一丸で出遅れた分を取り返す。

写真=BBM

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