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複数打順で輝きを放つオリックス・T-岡田/復活を遂げた男たち

 

全打順本塁打を達成したオリックス・T−岡田


 武者修行を経て、復活を遂げた。T―岡田が9月26日の日本ハム戦(京セラドーム)で2年ぶりに本塁打数を2ケタに乗せた。

「うまくバットに引っかかってくれましたし、高めに浮いてきた変化球にいい反応ができました」

 初回二死無走者の場面で、日本ハムの先発・有原の2球目チェンジアップを完璧にとらえると、右翼席にアーチ。区切りの今季10号は先制のソロ本塁打。この日は「三番」でスタメン起用されていたため、全打順本塁打も達成した。

「知らなかったです。九番で打った記憶もない。三番で打ったのは初めてかな? と思いました」と、2010年の本塁打王が笑顔を浮かべた。

 昨季は腰痛などもあり、出場20試合で打率.120、1本塁打、2打点と思うような成績を残すことができず、不本意なシーズンを送った。3年契約が終了した昨季は1億5000万円から、減額制限(1億円以上は40パーセント)いっぱいの6000万円ダウンの9000万円+出来高(金額は推定)で新たに3年契約を結んだ。

 秋季練習では新バットも試した。10年本塁打王は、オフ期間にプエルトリコでのウインター・リーグに志願の参戦。異国の地で必死にもがき、復活を遂げた。

「早いもので……。22歳で33本塁打を打って……ということを考えると、(通算本塁打の数は)少ないと思います。誇れる数字では、僕の中ではありません」

 そう謙虚に話すも10月11日時点、プロ15年間で通算183ものアーチを描いており、200本塁打まで残り17本と迫る。ここ最近では二番や三番で起用されることも目立ち「(吉田)正尚が後ろにいるので、塁にでることを一番に考えています。つなぐという意識で打席に入ることが多い」。複数打順で“浪速の轟砲”が生き返る。

写真=BBM

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