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阪神・原口文仁 勝負強さは健在もそれだけでは終わらない/切り札はオレだ

 

勝負強さは健在だが、それ以上に本職の捕手の座も争っていく



 今シーズンの原口文仁は、打撃不振のため8月中旬から約1カ月間のファーム生活を経験した。ウエスタン・リーグで出場しながら、一軍からお呼びが掛かるのを待ち続けていいたのだ。

 平田二軍監督が「やっぱり原口だね。追い込まれてもちゃんと対応する」と評価したように勝負強さは知るところで、あとは結果を出すしかなかった。

 一軍に再昇格したのは9月18日。主戦の捕手は梅野で、原口がマスクをかぶる機会は限られた。10月に入ると今季初めて一塁で先発出場することもあった。

 代打での数字は高くないが集中力は相変わらずだ。10月6日広島戦(マツダ広島)でも8回二死満塁でナックルの打球を打ち、この秘打がレフトへの2点打になった。

 19年1月初旬に大腸がんを公表。手術、リハビリを経て、約半年がたった6月に一軍復帰。今シーズンは開幕から一軍入りして定位置争いに加わった。

 原口にとって開幕2戦目(6月20日対巨人)のスタメン出場は自己最速だった。その試合では田口から1号本塁打を放ってアピールしていた。

 これまでも原口は「野球ができる喜びを感じながら楽しみたいです」と話している。原口が打席に立つとファンから多くの拍手が起きるのも誠実な男への期待の表れなのだ。

 残り少ないシーズンになったが梅野、坂本のライバルとのポジション争いは望むところだ。チャンスに強い原口が攻守に意地を見せる。

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