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阪神・西勇輝 1年間エースとしてチームを鼓舞し続けた/ペナントレース皆勤賞

 

貯金「6」を作り出す活躍と試合を作り続けエースとしての力を示したシーズンだった



 主戦の西勇輝が移籍1年目以上の成績を挙げた。昨季は10勝8敗だったが、今シーズンは登板数が少ないところを勝利数、防御率で上回った(11勝5敗、防御率2.26)。

 開幕前に「試合数が少なくなった中でどれだけ勝てるかだ」と語っていた。シーズンを通して先発ローテーションの中心的役割を最後まで果たした証明だろう。まさにエースとしての役割を果たしている。

 10月16日のヤクルト戦(甲子園)で3年連続7度目の10勝をマーク。阪神移籍後2年目で2年連続2ケタ勝利は1980年小林繁以来4人目のことだ。

 サイドスローで変則右腕の小林のような力投型とは違い、西勇の場合は両ホームベースのサイドを巧みに使って打者をほんろうする投球術で勝ってきた。

 春季キャンプで200球以上の投げ込みデーには「いかに投げミスを少なくするか」をテーマに左右、高低にこだわって投げる姿は印象的だった。

 10月23日の巨人戦(東京ドーム)で5敗目を喫したのは5回5失点だったが、今シーズンは5回を割って降板した試合がない。21試合中17度のクオリティースタートが示すようにゲームを作ってきた。

「本当に未知数のシーズンだったが、1試合1試合の積み重ねでまずは自分の仕事をと思っていたが無事2ケタ勝つことができた」

 中日・大野雄、広島・森下、巨人・菅野らと最後まで防御率で競い合った。「あらためてファンの大切さに気付いた」。まさにフルに投げ抜いた貫録の12年目になった。

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