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広島・松山竜平外野手 同ポジションに新助っ人加入で闘志燃やす年男/新年の決意

 


 2021年に36歳となるベテラン松山竜平が、闘志を煮えたぎらせている。新助っ人としてクロンが加入する。19年に3Aでリーグ最多38本塁打を放った195センチ、115キロの右の強打者だ。映像で打撃力を確認したという松山は「良いバッターだなと。パワーもありそう。でかいし、それだけでも脅威」と分析。クロンは一塁と三塁を守れるということもあり、正一塁手をかけた争いが必至だ。松山は「バッティングは負けたくないです」と気合十分だ。

 20年は正一塁手として四番、五番など主軸に座り、108試合に出場。2年ぶりに規定打席に到達するなど、打率.277、9本塁打、67打点と奮闘した。ポジションについては「どこでも出られたらいい。外野もやる。とにかく試合に出ることが大事」と意欲的で、「僕のタイプは(本塁打を)20発は打たないといけない。その中で、打点にもこだわっていきたい」と21年の目標を掲げた。

 オフは「パワーアップ」をテーマに、ウエートトレーニングに力を注ぐ。デッドリフトなどを行い、下半身、背筋を増強中だ。「長打を増やしたい。外国人との競争になるので、パワーは必要」。トレーニングを継続して行った結果「見た目が変わってきている。周りからもちょっと言われるし、そこは成果がでてきているのではないかなと思う」と手応えを口にした。

 21年シーズンについて松山は「毎年のように言っている100打点は何とか達成して、チームの優勝、日本一に貢献できれば」。今季は長野に次ぐチームで上から2番目の年齢となる。「できる限りやりたい。40歳が一つの目標」と5年先を見据えた。新助っ人、そして若手に負けないパワフルな「年男」に期待大だ。

写真=BBM
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