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巨人・直江大輔投手 育成からの再スタートも、“新人王”の期待/飛躍の1年を誓う

 

昨季は一軍デビューを果たし、で3試合に登板した巨人直江大輔


 育成からの再スタートも、大きな期待がかけられている。プロ3年目を迎える直江大輔は、2018年のドラフト3位で入団した本格派右腕。昨季は待望の一軍デビューも果たしている。

「一番大事なもの、プロとしての魂を持っている」

 一軍初登板先発となった昨年8月23日の広島戦(マツダ広島)。4回1失点でスタミナ面を考慮して交代を告げられたが、原辰徳監督から絶賛された。

 9月21日の広島戦(東京ドーム)では、勝利投手目前だった4点リードの5回に連続四死球を与えて降板し、「最後の最後で自分の弱いところが出た。そこが一番悔しい」と、3度目の先発でもプロ初勝利はおあずけとなった。その翌日、出場選手登録を抹消され、椎間板ヘルニアの手術のため右腕の2年目シーズンは終了している。しかし、3試合計12イニングで防御率3.00。指揮官が称賛した打者に向かっていく姿勢など、大器の片りんを十分に見せつけたといっていい。

 原監督はシーズンオフのイベントで「来年(2021年)は直江に新人王を獲らせます!」と予告しており、球団が懸ける期待の大きさをうかがい知ることができる。手術を受けたこともあり、今季は背番号「054」を背負って育成から再出発となるが、順調に進めば春季キャンプには万全の状態で臨めることになりそうだ。

「ケガが完治して動けるようになってからが楽しみ。すぐ支配下登録を結ばせてもらって、一軍のローテーションに入れるように頑張りたい」

 昨季、先発ローテーションに定着して9勝を挙げた戸郷翔征と同学年の新成人(シーズン中に21歳を迎える)。大人の階段を上り、一軍の先発陣に割って入る。

写真=BBM
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