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広島・遠藤淳志投手 「球速以上に見える直球」をテーマに磨き。去年の春とは段違いの順調さ/レベルアップ宣言

 


 遠藤淳志がさらなる飛躍へ、充実の春季キャンプを過ごしている。2月3日、沖縄・コザしんきんスタジアムでフリー打撃に初登板。羽月にオール直球勝負で27球を投げ、23スイングで、安打性の打球を4本に抑え、快投でアピールに成功した。「リリースで出したい力がしっかり出せている。良い感覚でボールに力が伝わっていると思う」。昨季、先発ローテーションを最後まで守り抜き、一皮むけた右腕が好スタートを切った。

 昨季は最終的に開幕ローテーションには入ったものの、春季キャンプでは出遅れた。「去年の失敗があったからこそ、今年良い状態で来ていると思います」。フリー打撃の投球を見守った佐々岡監督は右腕について「球自体も昨年の春と比べると全然違う印象を受けた」とうなずいた。

 出遅れた反省を生かし、原点回帰で直球に磨きをかけた。今オフは「球速以上に見える真っすぐ」をテーマに掲げ、30メートルの距離をとって、相手を座らせ強い球を投げ込む練習方法を取り入れた。高校時代に行っていたメニューで、12月から行ってきたという。右腕は「初心に帰るじゃないですけど、もう1段階レベルアップして、このキャンプに臨みたいと思っていた。それが良い結果になっているのでよかった」。課題としていた真っすぐの質に手応えを感じていた。

 12月から、昨季途中で封印したワインドアップにも再挑戦中だ。「キャンプでしっかり固めて、オープン戦、シーズンに臨もうと強い気持ちでやっています」。実戦へ向け「制球力をもっと安定させて、修正能力だったり、再現性を意識して投げられたらいいかなと思います」。対外試合の「開幕投手」に指名された2月16日のロッテ戦(コザしんきんスタジアム)では中村奨に一発を浴びたものの、3回を2安打1失点とまずまず。2年連続の開幕ローテーション入りへ、一歩一歩着実に歩みを進める。

写真=BBM

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