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ソフトバンク・今宮健太 野球の楽しさをあらためて感じたからこそ、全試合出場への思い強く/待ち遠しかった開幕

 

ここ数年悩まされているケガと決別し、全試合出場を目指す今宮


 完走を目指す2021年シーズンの開幕を待つ。今宮健太にとっては試合に出続けることがミッションだ。昨季は左脚のケガなどがあり、出場は一軍に定着した12年以降では最少の43試合に終わった。「まずは『ケガなく1年間』ということを最大のテーマに置く。ケガをしてしまうと結果どうこうもないので」。遊撃のポジションは譲れない。

 30歳を迎えるシーズンに向け、自らの体と向き合った。18年は守備中に左太もも裏を痛めた影響で99試合の出場にとどまり、そこからケガが相次いでいる。抜群の身体能力任せにできない現実も見えた。「好きな物を食べないようにしている」。筋肉の質を高めるため大好物だった肉類や揚げ物を控えるなど食事面の改善にも着手。「体の仕組みを考えながらやっていく」と話した。

 1月は順調に自主トレを過ごしたが、2月の春季キャンプでは小休止を強いられてしまった。キャンプイン早々、両ふくらはぎのコンディション不良のため、A組(一軍)から外れてリハビリ組に合流。我慢の日々を送ったが、開幕に合わせて戻ってきた。

 3月2日の中日とのオープン戦(PayPayドーム)で一軍復帰し、いきなり2安打と、195日ぶりの対外試合で復活をアピール。「あらためて『野球ってすごく楽しいな』と思えた一日だった」と笑顔がはじけた。その後も着実に結果を残し、開幕スタメンはほぼ間違いない。

「キャンプ序盤から不安の中でのスタートだった」と漏らした本音。昨季は牧原大成川瀬晃周東佑京らが遊撃を守り、日本一に貢献した。「たくさん(調整の)時間をいただいて感謝しかない。その分、チームのために結果を残したい気持ちはある」。雪辱を期すシーズンが、まもなく始まる。

写真=湯浅芳昭

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