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託された使命を果たすため オリックス・ジョーンズ/“春の誤算”喜怒哀楽

 

来日2年目を迎えたオリックスジョーンズ


 開幕直後から、なかなか状態が上がらない。来日2年目を迎えたジョーンズが苦しんでいる。

 メジャー通算282本塁打を誇る助っ人だが、4月に入ってからスタメンを外れる機会が多くなってきた。昨季は日米通算2000安打も達成した大物助っ人だが、打撃成績での数字に、こだわりはない。

「今は、吉田(正尚)選手が良い成績を残せばチームは勝利に近づくという形が当然あるわけで、自分自身もそうした中で、良い数字を残してチームの勝利に貢献していけるような活躍を目指していきたい」

 勝利を積み上げることがジョーンズに託された使命だが、思いどおりの成績は残せていない。

 オープン戦は11試合に出場して打率.360、1本塁打、4打点の成績を記録した。「体が軽くなれば、負担も少なくなる。良い形でプレーしていけるだろうという考えのもと、体を絞ってきた」と昨季の反省を生かし、体重を減らして来日。1年目の昨季は87試合に出場して打率.258、12本塁打、43打点の不本意な成績に。新型コロナウイルス感染拡大の影響もあって、調整が難しかった。
 
 ただ、自身の出場よりも、チームの勝利に全力を注ぐ。

「チームの勝利こそが、すべてのほかの細かい問題を解決していくことになる。勝利するという一番大事なことに向けて、一生懸命やっていきたい。コロナが収まって、球場に来て応援してもらえたらな、という気持ちで戦っていきます」

 メジャー・リーグのスーパースターが、異国の地でも夢を見せる。

写真=BBM
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